2013年6月4日火曜日

9割がバイトでも最高のスタッフに育つ



本日読了。
為になる、というよりも徹底的に突き詰められた教育方針に感動しました。
なるほど、これが確かに出来ているならディズニーがあれほど人気なのも頷けます。

内容としては、ディズニーのアルバイトの教育方針を参考に、
どういう手段をとれば、部下は育つか、上司は伸びるか、ということが
これでもかというほどディズニーの逸話と共に書いてあります。

普通なら、若干誇張入っているんじゃないの?と疑って掛かるでしょうが、
5月中旬に実際にディズニーランドに行って来た身としては、
あながち誇張でも何でもないんじゃないか?とも思えるほど、
キャスト(ディズニー内での係員の呼称)の対応が素晴らしかったもので。


この前、ディズニーに行った時に、印象深い出来事が2つほどありまして。

1つは「ハートの女王」というレストランに行った時なのですが、
隣の4人席に座っていた家族が食べ終わって、席を立ったんですね。

それで、何事もなく出て行って、いざ片付けを始めるのですが、
キャストが2人係でテーブルと椅子を事細かに磨いているんですよ。

「拭く」ではないんです。「磨く」です。
それも凄い徹底的に。

当然、ディズニー内なので行列が出来ていたんですが、
サービス重視なのかもしれません。
滅茶苦茶気合入れて磨いてました。

ちょっと考えてみてください。

行列の出来てるレストランです。
家族連れでもなんでもいいですが、
食事を終えて、お店から出ます。

食器を片付けますよね。
で、テーブルの上をサッと拭いて、次のお客様を案内しますよね。
行列も出来てるので、速さ重視でちょっとした汚れくらいは見逃すかもしれません。

でもそれを1つ待って貰って、テーブルなら足も。椅子は背もたれも拭くんですよ。
2人がかりで。普通はやりませんって。


もう1つは、買ったポップコーンを道端でこぼしてしまった時に、
すぐに駆け寄ってきて……

「新しいのと取り替えますか?」

これですよ。
「大丈夫ですか」とフォローするだけで十分なのに、
こんなセリフ普通出てきませんよ。

そのキャストさんはここを見てないでしょうが、
この時は本当に嬉しかったんですよね。
いやはや。


そういうこともありまして、
この本を読んで、もしこの内容が実践されてるなら、
そういう対応も出来るのだろうなぁ、と納得してしまいました。

キャストの服もそうですが、ポップコーンもエリアで味が違うとか。
そういったこだわりは随所に見られるし、すぐに気付きますが、
それよりも何よりキャストさんの対応が何より素晴らしかった。


まぁ、伊達に通常より高い料金取ってないですね。
でも、ちゃんと高いお金取ってる分だけの仕事もしているから、
文句つけられないなぁ、とか当時ディズニーランドからの帰り道は
そんなこと思うほど満足してました。

そういうこともあって、
なるほど納得できる本でした。


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