ポーちゃんことポーチュラカが開花したのはいいのですが、
妙に使い道に困る性能(有体に言うと微妙)だったので、
どういう使い道が生きるのかを考えてみました。
ただ最初に言っておくと、開花性能については考察したくないんですよ。
何故かって言えば、アカシア隊長が微妙性能なのが浮き彫りになるから。
(※6/21 癒しの腕輪について追記)
ポーチュラカの開花アビリティ
はい、可愛い!
開花前までは足の遅いオオオさんという評価だったのですが、
開花によって差別化されるであろう、アビリティはこんな感じになります。
- 攻撃力20%アップ
- クリティカル発生率20%アップ
- 30%の確率でHP10%回復
- 2ターンまで80%、以降50%の確率で回避
赤字の部分が開花で追加されたアビリティです。
既存アビリティは据え置きなのもポイントです。
では一個ずつ見てみましょう。
攻撃力20%アップ
アカシア隊長のところでは超強いと書いた20%バフですが、今や虹バフとしては普通に実装されているレベルです。
せつねぇ……。
まだ強い方、というのは救いではありますが、
最新のJBスイレンなんて全体35%だし、埋もれそうで涙が出てくる……。
クリティカル発生率20%アップ
発生率20%アップ、という数字だけだと割と高め。ではあるのですが、他のキャラはこれに加えて
クリティカル威力アップがついているんですよね。
既に開花済みビワは20%アップ+ダメージ30%アップで、
これの上位互換ですし、発生率が高いと言っても、
アネモネが25%アップであり、どうも中途半端なイメージが強い。
30%の確率でHP10%回復
スタッフの言いたいことは分かるんですよ。これつまり、吸収スキルをアビリティで表したかったんですよね?
実際スキルLv5で32%だし、吸収量もそんなものでしょう。
でもね、スキル発動率も回復量もアビリティで増やせるのよ。
そう考える超微妙ということになりますね。
少なくとも、吸収スキルを表現するには失敗している。
だって下位互換じゃんこれ。
それならスキル発動時に(10+バフ補正)%回復にするのが正しくて、
差別化したければ、確率を100%にするなり、
回復量を凄く増やすなり全体回復なりするべきではないでしょうか。
2ターン目まで80%、以降50%の確率で回避
最近、回避スキルは上方調整されまして強くなりました。ただ仕様変更であり、一律に上がっただけなので強弱について語ることも無いです。
自分にしてみれば、お遊びレベルが多少使えるくらいになった程度の印象。
これ強すぎるって話を聞くんですが、
8割回避って言っても、実際は結構当たるというか。
計算すれば分かるのですが、
2ターンのうち1回は当たる確率が(1-0.8*0.8)=36%(!)
2連続で当たる確率は単純計算でも(20%×20%)=4%
なんと8割回避でも銀キャラ(30%)が出るより多く殴られるんですよ。
そして金キャラ(5%)が出るくらいの確率で2連続で殴られる。
そりゃ確率なので、嵌れば強いですが、
実際の数字にすると、こんなもんです。
強過ぎると言えるほど強いわけではないです。
決して。
ポーちゃんのアビリティの問題点
一番は見た瞬間に誰もが思う、アビリティの組み合わせがバラバラという点。
有体に言うと器用貧乏。
…………
アカシア隊長と同じやん……。orz
ただ、どのパーティでも強みが出るという点では、
微~無課金の中堅団長には使えるという意味でもある。
……そう信じたい。
唯一、回避と回復が噛み合ってると言えなくもないが、
その実態が吸収スキルの下位互換と来たもんだ。
流石にユーザーも怪訝な顔をしますって。
無理にでもポーちゃんを活躍させ隊
恐らく運営の想定としては、挑発アビリティをつけさせて回避+回復の長期戦のキャラをやりたかったのだと思います。
成功してるとは言えないけど。
実際、成功していた場合を考えると、
反撃の代わりにバフ+CTでパーティで全体の火力を底上げするので、差別化+コンセプトにはなるんじゃないかなと。
成功していればの話だけどね。
そんなわけで彼女を活躍させたい場合は、
バフ+CTを生かせるクリティカルのパーティに入れて、
挑発つけて耐えて避けて貰う……というのが(運営の)理想だと思います。
まとめ
既存アビリティが据え置きなのはまだいいとしても、クリティカルは別のキャラに上位互換があって、
特徴とも言える回復は吸収スキルの下位互換。
そりゃちょっと酷ってもんでしょう……。
せめて回復アビリティがもうちょっと尖っていれば、
「新しい可能性!」と、なっていたとは思うのですが、
特徴になってるにも関わらず、ここまで抑えられると辛いですね。
調整前提の抑え目性能だと思いたいです。。。
癒しの腕輪について
極限の序盤で手に入る『癒しの腕輪』というものがある。ポーチュラカの回復アビリティを更に小さくした効果を持つ装備だが、
これと追加アビリティの回復ブーストと併用すれば生きるのではないか?
という話がまことしやかに囁かれた。
変なタイミングで出てきたので色々思うところもあるものの、
折角だから考えてみることにしよう。
使えるなら、それに越したことはない。
癒しの腕輪+回復ブーストを使う場合は運用の前提が少し変わってくる。
自分が敵の攻撃を引きつけて全体を生かそうとする回避盾から、
周囲が倒れようとも粘り強く生き延びる、という運用になるわけだ。
それが周りを笑顔にしたい!というポーチュラカの性格に
沿っているかはひとまず置いておく。
回復ブーストによる回復量はLv最大で30%であるので、
回復アビリティ、癒しの腕輪による回復量は10*1.3=13%。
アビリティは別個に発動するので、
どちらか発動する確率は(1-0.7*0.8)=56%で13%回復。
そのうち両方発動する確率は30%*20%=6%で26%回復。
50%の確率で13%回復し、6%の確率で26%回復することになるわけだ。
これに50%回避が加わるのだから、毎ターン回復する計算になる。
あれ? 意外に悪くないんじゃなかろうか。
と、思うじゃん?
ではデメリットについて考えてみよう。
まず癒しの腕輪だが、強化が出来ない、というハンデを背負っている。
そしてステータス強化値も0である。
ポーチュラカは虹なので、そうそう複数の装備なんて出来ないだろう。
イベント装備の指輪でも強化最大で攻撃力+1000くらい増えるし、
更に攻撃アップのアビリティで効果量が増えるので、
それを引き換えにするというのは些かリスクが高い。
そして、この回復全振りが生きる場面を考えてみよう。
当たり前の話ではあるが、殴れば終わる、などというマップではないだろう。
必然的に長期戦必須……高難易度のマップ、レイド戦になってくる。
回復アビリティが有効かどうかは、
これらを相手にして初めて分かるという意味に他ならない。
そんな効果で大丈夫か?
忘れがちだが、ボスは2回攻撃をしてくるのだ。
水影Exなんか律儀にボス2体で4回攻撃である。
更に言えば、これらのボスは超火力だ。
回復アビリティは耐え得る回復量か、と言われると……。
大丈夫じゃない。問題だ。
そりゃ、1回くらいは多く耐えられるかもしれない。
しかし、それを攻撃力1000×バフ%を引き換えにするほどのものかと言えば、
ちょっと微妙と言わざるを得ないだろう。
回復量がもっとあれば……
確率を100%で装備でステータス上げられれば……
せめて嵌れば高難度でも生きる尖った性能であれば……
もういっそスキル発動率も上がってくれれば……(ぉぃ
あれ? これ吸収スキルの時に
言ってたことと同じだぞ?
回復アビリティの微妙さが際立っただけであった。
真面目な話、回復アビリティがもうちょっとしっかりしていれば、
回避盾と回復ブーストの二面戦術が確立できるので、
それだけでプレイ幅が広がったと思うんですけどね。
団長たちは断腸の思いで言わなければならない。
回復アビリティの中身を開腹して調整して下さい、と。
断腸だけに。
(※6/21追記)
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