2014年3月30日日曜日

機動戦士ガンダム 0083 STARDUST MEMORY



今更ながら「機動戦士ガンダム 0083 STARDUST MEMORY」を見たので
ちょろっと感想。

ジオンの残光っていう劇場版の総集編もあるけど、
色々カットされてるという話だったので。


最初に結論から言うと、面白かったです。
まず全13話という短いスパン(TVだとウン十話もあってうんざりする)ので
手に取り易いし、ニュータイプとかトンデモ設定が無い分、
テンポが良くて、とにかく分かり安い。

古いアニメなので劇画調なのと、割と真面目に戦争やってるので、
最近の平成ガンダムのようなヒーロー物じゃない為、
割と報われない部分も多いのですが、
そういうのが嫌いじゃなければ、お勧めしたいですね。

やっぱり見所は信念を貫いて生きるガトーと
しがらみに雁字搦めのコウの対比ですか。

ある意味でガトーはかなり自由に生きていたと思います。
デラーズが途中で死んだ時点で、彼に居場所は無くなったわけですが、
目的も達成し、死に場所も選べたわけですから。

一方でコウは何もかも報われなかったですね。
結局ガトーに勝てなかったわけですし、
地球を守る為に上に逆らって戦った結果が軍事裁判ときたもんだ。

唯一、報われていると言えば、ニナがいてくれることですか。(笑)
ニナは巷では悪女と言われてますが、あまりそう言ってやるなよ。
コウが報われないだろ。。。

自分としては、想像しているほど悪くは見えなかったなあ。
ウザいことには変わりなかったですが、割と普通っぽく。

やっぱりラストのコウ、ガトー、ニナのシーンが決定的だったんでしょうね。
あれは確かに色々言われても仕方ない気もする。
でも情がある人には生きて欲しいと思うし、
あの場面で両方生かすには、ああするしかなかったんだろう。

まあ悪女と言われるのも分かる。
でもコウにはもう彼女しかいないのだから、
あんまり悪く言うのやめようぜ。(笑)

あとバニング大尉が薄幸過ぎましたね。
序盤で怪我して、しばらく裏方で、復帰したらしたで死んでしまうとか。
個人的には、もう少しMS戦で強いところを見たかった。
強すぎるとガトーが霞みますけど、シーマくらいは一蹴するとか。

また、これの話になると、時折ニュータイプのような
トンデモ設定が無い方が面白いという意見があったのですが、
ニュータイプは初代のテコ入れであって、それが無ければ
打ち切り終了だということを考えると複雑な気分である。

しかし平成ガンダムも大変だなあ。
こういったリアル寄りの戦争物作ると古参が比較してくるものなぁ。
加えて視聴率も稼げ無い(=玩具売れない)だろうし。
0083でジムカスタムのプラモとか欲しいとは思わんものなぁ。


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