2013年8月12日月曜日

クビでも年収1億円(コミック版含む)




裏サンデーも休載なので、久しぶりの読書感想。

しかしシンドバッドの大冒険は、マギ本編より面白そうなので、
ちょっと期待しているのですが、その煽りかマギ本編が
異様な速さで巻きに入ってるのが気になるなー。

いや、自分みたいな大人になると、まだ一定のファンもいるし、稼げるしで、
未知の土地に踏み入れるとはいえ、本編を休むリスクが高すぎると思っちゃうぜ。

それは置いといて。
最初にザックリ言っちゃうと、この本は
会社員から転売屋になったら儲かったよ。みんなもやろう。
そういう話が綴られてます。

転売業も極めれば卸売り。

まぁ、この著者を少し調べれば分かるのですが、
今は(役に立たない)アフィリエイト教材の販売をしており、詐欺師の一員と呼ばれてます。

この人が詐欺師かどうかは、この際置いといて、
今現在、この人は転売業を卒業、あるいは見放してるわけですね。
で、既にそういうことをされた業務を勧められても需要があるかと言うと……
……ハッキリ言って「無い」わけです。




Amazonの評価を見れば分かるのですが、
サクラが星5個、それ以外の人は星1~2個と言う感じで、
ぶっちゃけそういう本です。(ぉぃ

じゃあ、まったく価値が無いかと言えば、無ければ見つけ出せばいい話。
クソ漫画でも、相応の楽しみ方があるように、ちょっと分析してみましょう。

まずは表紙とタイトル。
ピンクの表紙は非常に目立ちますし、
タイトルも秀逸。思わず手に取らずにはいられません。
このセンスに関しては手放しで褒めていい。素晴らしい。


さて、本の内容は、自慢話と会社勤めはクソだ!に
まとめられてますので、そういう部分は流し読みでいいです。

その中でも気になる部分は「仕事帰りから、即バイト」の部分です。
睡眠時間も毎日3時間。
これが本当なら、滅茶苦茶凄いバイタリティです。
誰だってこのくらいやる気があれば、いつかは上手くいくでしょう。

一方でかなりの幸運にも恵まれています。

会社でも成果を出しながらも、帰ってすぐにバイトと、
いかにも凄い頑張ったように見えますが、
しかし会社はいつも定時帰社。

本当に成果出してるのか?
そう思わずにはいられません。

ちょっと働いてみれば分かりますが、
並以上の成果出そうと思ったら、残業当たり前ですよ。

賞貰ったとか、それが事実かは分かりませんが、
給料アップに関しては、絶対勤め年でアップした分だけだろ。
……と、勘ぐらずにはいられませんでした。

まぁ、それは置いておいても、
睡眠3時間で毎日何かするバイタリティは素直に凄い。

この本では転売屋やったから、金持ちになった。と書いてありますが、
実際のところは、これほどのバイタリティで行動したから、上手くいったんです。

実際に睡眠3時間で、浮いた時間で何か金儲けの手段講じろよ、と言われてみると、
自分では厳しい気がします。間違いなく眠気に負ける。

そして、睡眠3時間で働いてる人は、実際にかなりやり手だったり、
凄い成果を上げてるわけですね。
つまり、そういうことなんですよ。
そうしなきゃいけない世の中が既におかしいという話は置いておく。


そして最後に書いてある、「成功する為の10ヶ条」ですね。
これ守ってると間違いなく自分の首を絞めるだけというか、
これ守って賞取った結果出したとか、にわかには信じられませんが。

まぁ、見るべきところはあります。
退職後ならば名刺なんて捨てた方がいいですし、
定時帰社も本当に仕事が無ければ、堂々と挨拶して帰ってしまって良いでしょう。

むしろこの「10ヶ条」を見て、やってもいい、条件付でやってもいい、これはしない方がいい、
などと、逆に評価して社会人としての自分のスタンスを考えるのが正しいと思います。


まぁ、結論としては、コミック版を立ち読みして済んじゃうかな……という本ですね。


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